変形性膝関節症(OA)とは？
膝が痛い方は簡単に言うと前後左右のどこか、または複数箇所に痛みを訴えます。
まず膝関節について。膝関節の間には、内側と外側に半月板というクッションがあります。半月板には体重を支える、膝の曲げ伸ばしをスムーズにするといった役割があります。
整形外科的に変形性膝関節症とは、この半月板または関節軟骨がすり減って痛みを訴えたりスムーズに膝を動かせなくなってしまう疾患です。痛みは主に動作開始時、階段昇降時に多く見られます。
ですが当院の考え方は少し違います。まず痛み止め、水を抜くために注射を打たれたことがある方、多いのではないでしょうか。これらはその場では確かに楽にはなりますがまた症状が出れば同じことの繰り返しです。根本的な治療にはなっていません。次に痛みについてですが1番多い方は内側が痛む方、次に全後面と続き外側が痛むと言う方は1番少ないです。痛む場所によってそれぞれ原因が違い治療方法が変わってきます。内側の痛みは鵞足と呼ばれる筋肉の集まっている所が原因となっていることが多いです。この筋肉は骨盤から始まっているので骨盤、股関節を治療することがポイントです。前後の痛みに関してはそれぞれ大腿四頭筋、膝窩筋が関与しています。同様に骨盤、股関節それに足関節を治療することが大切です。最後に外側の痛みですがこれは長脛靱帯という靱帯が関わっており足関節の治療がポイントになってきます。
当院ではこのように痛いとこだけを診るのではなく痛みの原因を探しそこを治療することによって症状の改善を目指しています。お困りの方は是非一度お越しください。